洋服の管理って、湿度とか虫食いとか、色々と気を使いますよね。
できれば家のクローゼットには、季節のものだけある状態が理想です。
こんな時は、衣替えのときに宅配クリーニングに出したまま、保管もしてくれるサービスが便利です。
シーズンオフの間、快適な環境で保管してもらいつつ、クリーニング店への往復やシミ抜き、補修までお願いできてしまうのは、相当助かります。
今回は、各種宅配クリーニングをわかりやすく比較検討してみたいと思います。
おすすめの3社を「ザックリ」と比較してみる
まずは、おすすめの3社を「クリーニング10点パック」の価格と、保管料金で比較してみました。
10点セット料金 | 保管料金 | 最大保管期間 | 合計金額 | |
リコーべ | 14,300円 | 無料 | 12ヶ月 | 14,300円 |
モンクチュール | 14,300円 | 無料 | 12ヶ月 | 14,300円 |
プラスキューブ | 18,700円 | 2,200円 | 8ヶ月 | 20,900円 |
こんな風に、だいたい「10点のクリーニング+保管」の相場をザックリと見た上で
それとは別に、目的やシチュエーションによる比較をしてみたいと思います。
単純に価格だけでは判断できない、各社の特徴をピックアップしました。
冬物などの「かさ張るもの」が多い時は?
保管クリーニングは配送の関係で、一般的にはダウンのようなかさ張るものばかり出してしまうと、追加の送料がかかってしまうものです。
こんな時【リコーベ】なら冬でもその心配がありません。
ここの特徴は「全品ダウンOK」という所で、かさ張るものがあっても送料が追加される事はありません。
「プロの技」による品質に重点が置かれていて、職人1人あたりの一日の受注が約10人に限定されています。
今どき珍しい形態のクリーニング店ですね。
ガンコなシミを落としたい時
宅配クリーニング店では「シミ抜き」が無料な所が多いです。
ただ無料なのは良いのですが、ちょっと普通では難しそうなシミの場合
料金がかかっても良いので、とにかく落として欲しいという事もあると思います。
【モンクチュール】は、黄変(おうへん)などの難度の高いシミ抜きに有料のオプションで「特殊シミ抜き加工」の対応をしています。
「不入流(いらずりゅう)」というシミ抜きの流派(そんなのがあるんですね)
の技術を使っているという事で、ここだけ特別料金が発生するみたいです。
「不入流」というのは、着物の紋を描く技術を、クリーニングのしみ抜きに応用したものだそうです。
仕上がりの品質にこだわりたい
【プラスキューブ】は「きれい・安心・安全」は当たり前という品質重視の店で、シルエットを崩さず立体的な仕上がりのプレス機を使用するなどのデザイン性の高さが特徴です。
自然乾燥に近い乾燥機や、ドライクリーニングの溶剤にもこだわっていて、生地が傷まないように細心の配慮がされています。
新品同様に仕上げてくれる「スーツの水洗い」は、ブランドのスーツなどにおススメです。
今回比較した各社の共通点は『往復の送料無料』、『仕上がりに満足できなかった場合の再仕上げ無料』という所です。
逆に言うと、宅配クリーニングを選ぶ際には、この2点だけは満たしているのを、事前に確認しておく必要があると思います。