ちゃんと洗濯して衣装ケースに入れておいても、新品のバスタオルなどでも、久しぶりに出して見てみると、いつの間にか茶色いシミが付いてしまっている事があります。
ずっと押入れにしまっておいただけで、どうしてこんな茶色いシミが付いてしまうのでしょうか?
これが、お気に入りの服やブランドのタオルだったりしたら、本当にガッカリしてしまいますよね。
不思議で、残念で、なんだか諦めきれない気分だと思います。
果たして、これを落とす方法ってあるんでしょうか?
この記事では、茶色いシミの原因と、自分で落とせる方法をシェアしたいと思います。
目次
茶色いシミが付いてしまう原因とは?
春や秋、衣替えの季節に押入れから出してみると、ちゃんと洗濯しておいたはずの洋服や、新品のタオルにシミが付いてしまうのって、ちょっと不思議ですよね。
茶色いシミの原因を探ってみると・・・その正体は、なんとカビでした。
しまう時には綺麗でも、押入れなどで収納していると、湿気でだんだん目に見えないカビが発生していきます。
カビが生えていなくても、押入れなどが何となくカビ臭い事があるのはそのせいかもしれませんね。
そして、その目に見えないカビが酸化した状態が茶色いシミだったんです。
物によって違う「しみ抜き」の方法
自分でシミ抜きする場合でも、出来れば店舗品質に仕上げたいところですが、そのときに気を付けたいのは「洗濯表示」のチェックです。
衣類が耐え得る方法を守らないと、生地が傷んだり柄が落ちてしまうなど、取り返しのつかない事になってしまいます。
そこで表示別「しみ抜き」の方法を、それぞれ紹介したいと思います。
綿100%などの白物は【塩素系漂白剤】
このマークの付いた白無地の木綿、麻、ポリエステル、アクリルは、最強の漂白剤である「塩素系漂白剤」を使う事ができます。
ただ、じつは白物にも生成り(きなり)という漂白や染色などをしていない天然素材の色を生かしたものなど、塩素系漂白剤が使えないケースもあります。
大切な衣類をキレイに保つためには、裏の折り目などでテストしてから使ってくださいね。
毛・絹以外の色柄ものは【酸素系漂白剤】
このマークの付いた色柄物は「酸素系漂白剤」を使います。
「酸素系漂白剤」は、塩素系漂白剤が使えない色柄物や素材に使えます。
ただ、金属染料が使われている生地は色落ちするので、大切な衣類は事前にテストをしてから使う必要があります。
絹(シルク)や毛(ウール)は【中性洗剤】
このマークの付いた、絹(シルク)や毛(ウール)など動物性の繊維は「中性洗剤」を使います。
ただウールだけは、染み抜きをした後の「丸洗い」がなかなか面倒です。
手洗いのチカラ加減、脱水機を使わない水切り、形崩れしないための平干しなど、けっこう気合がいると思います。
そして↓このマークが付いているものは、水洗いができません。
信頼できるクリーニング屋さんに出した方が安心です。
シミ抜きが面倒な人には「奥の手」も・・・
浸け置きしたりするのが面倒な人には「シミ抜き剤」を購入するという方法もあります。
そして今回のような茶色いシミには「時間が経過したシミに特化した」シミ抜きがおすすめです。
使い方はカンタンです。
落としたいシミの部分に、シミ抜き剤を少量塗って放置します。
そして8時間くらい日陰干ししたら、濡れタオルで汚れを軽くトントンして吸い取ります。
自分でシミ抜きするメリットとは?
シミ抜きを自分でするのは、やっぱり最初は面倒だと思います。
ところが慣れてコツをつかんで来ると、そうでも無くなってきます。
新品のまま長期保管していた貰い物の衣類やタオル、着られなくなった子供服などは、フリマやオークションで売ることができます。
ところがシミ抜きをいちいちクリーニング店に出していたら、経費ばかりで利益が残らないですよね(^_^;)
そんなとき自分でシミ抜きが出来ると、売上がちゃんと収入として手元に入ることになります。
オークションやフリマの出品も、コツがわかれば それほど難しい事ではないんですね。
自分でするのが不安なら・・・
ここまで自分で何とかする方法を紹介して来ましたが、最後に信頼できるプロにお任せする方法を紹介します。
以前に近所のクリーニング店で、お気に入りだった白いスカートを台無しにされるという悲しい事があって、当たり外れがあるのを実感してしまいました。
でも最近はネットで申し込み、宅配便に取りに来てもらう宅配クリーニングというサービスがあります。
宅配なら、お店選びに「地元」という縛りが無いのが良いと思います。