最近イタリアのトマト缶について、驚くような話を聞きました。
イタリアでは産地表示に
「原材料の産地ではなく、加工した国を明記すればOK」
という事が、法律でまかり通っているというのです。
ただイタリアでも、イタリア国内で流通させる商品には「本当の原産地」を表示しなければならないそうです。
これは日本も同じで、日本で製造して日本で流通させるものには、原産地と加工地の両方を表示する義務があります。
ただ原産地は、記入がない事もよくあります。
特に加工品の場合、嘘はいけないけど「無記入はOK」という事なのでしょう。
これが本当だとすると、輸入トマト缶に替わる代用品を見つけたい気分になってきます。
トマト缶「危険視」派の主張
トマト缶の話は色々な所で耳にしますが、その情報源は海外で話題になった告発本のようです。
イタリア産のトマト缶を安く手に入れていると思ったら、じつは中国産かもしれないと分かったから大変です。
こういう話を聞くと、輸入食品にひどく不信感が募ってしまいます。
内容は主に、グローバルビジネスの闇を告発するのがテーマであって、イタリアの輸出産業を潰そうとしているわけではありません。
とはいえ、イタリアでは出版停止になったようですが・・・。
これは業者が違反をしているという話ではなく、国家レベルの法律で認められている事です。
たぶんトマト缶の件は氷山の一角であり、同じような事が他のな品目でも起こっていると考えられます。
となると中国産を避けたければ、輸入のトマト缶は諦めて国内メーカーのトマト缶で代用するしかないのでしょうか?
トマト缶「だいじょうぶ派」の主張
あくまでもイタリア産のトマト缶を購入していくなら、そもそも中国産の何が問題なのかという所まで突っ込んで考える必要があると思います。
中国産で一番気になる問題といえば「農薬」の使用量です。
ならばオーガニックのトマト缶で代用というのが、一つの解答だと思います。
オーガニック認定を受けるには色々な審査をくぐり抜ける必要があり、それは産地の書き換え以前の問題になります。
そもそも品質の保証がなされていれば、農薬の問題もクリアしているというわけで、これはトマト缶以外にもいろいろと応用できそうです。
わたしの落とし所「トマト缶の代用」
食品は、基本的に原産地や加工地は見て購入しています。
それも「加工地」の方はそれほど気にせず、中国産を避けているのみです。
そして産地などが無記入のものも、避けます。
とはいえ、原産地にこだわりすぎてお値段が2倍3倍となると、ちょっとそれは避けたいところです。
訳あり商品ではないですが「人件費や通貨が安いから安くできている」と納得できる国の、コスパの良いものを選ぶようにしています。
そこで行き着いた選択肢の一つが、トルコ産の乾燥トマトです。
もはや缶ではないし塩分も入っていますが、水で戻して料理に使う分には それほど問題ありませんでした。
じつはトマト缶より使い勝手も良いし、コスパ的にも良いのではないかと思いました。
ところが更に優秀な選択肢を見つけたので、こちらの記事でシェアしています。