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最近、イタリア産だと思っていたトマト缶が「中国産」かもしれないという事を知り、軽くショックを受けています(^_^;)

だからと言って即国産となると、ちょっと敷居が高いので「中国産」以外で色々と検討してみました。

最終的に、ちょっと変わった選択肢を発見したのでシェアしたいと思います。

中国産をイタリア産と表示!?

食品の安全性を調査していると、偶然トマト缶に関する嫌な話が目に飛び込んできました。

それは
「イタリア産のトマト缶は、じつは中国産かもしれない」
という疑惑です・・・。
トマト缶を中国産以外で安く手に入れる方法がわかった!
こんな事を言われると、メチャクチャ気になってしまいますw

どうやら原産地の表示には、真実を隠すことができる「抜け道」があるんですね。

この話は色々な所に書かれていますが、この書籍が元ネタになっているようです。
トマト缶の黒い真実 (ヒストリカル・スタディーズ)

その内容は、食品の産地にこだわる人にとっては、かなり残念な話でした。

なんとトマトの加工品の原産地は、農産物の栽培地ではなく「最終的に加工した国」を表記することが許されているのです。
そして著者が実際に調査してみると、中国で栽培されたトマトをイタリアの工場で詰めているという事が明らかになったそうです。

結局トマト缶100円あたりという価格は、イタリアでもトマトを中国から輸入しなければ実現できなかったわけです。

見分けるのは極めて困難

ただ、このイタリアの話は「輸出品」に限った事のようです。

イタリア国内で流通するトマト缶には、ちゃんと「栽培地」を表示しなければならないのです。

という事は、イタリアからトマト缶を輸入している私たちだけが、原産地を偽られているという事になりますね・・・。
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そして こういう事が許されちゃってる限り、本当の産地を見極めるのは、ちょっと不可能なんじゃないかと思いました。

【追記】
最近たまたま近所のスーパーのセールでカットトマトが・・・

ちょっと気になったので、生産元のHPに行って自動翻訳にかけてみました。

すると

トマトは国家経済の原動力となっており、特にトマト栽培に特化した農場が最も多く集中している南部で顕著である。カンパニア州を含む一部の地域の気候と領土の特徴は世界でユニークであり、この独自性がトマト自体の官能的および栄養的特徴に反映されています。

同社の生産の中核であるトマトは完全にイタリアで栽培されています。最高の100%イタリア産の非遺伝子組み換えトマト品種のみが選択されており、植物と栽培畑が地理的に近いため、栽培直後にトマトの品種改良が行われます。栄養価を保ちながら収穫します。

という表記!
即、購入しました(^_^;)

いくら法律で原産国の表記をうんぬんという事であっても
ここまでHPに堂々と主張されていれば、まずは大丈夫でしょう。

この銘柄のトマト缶は、ネットにもありました。

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「トマト缶」そのものを諦める

これはもう、何か良い方法が見つかるまでは、いったん輸入のトマト缶は止めたい気分になりました。

国産のトマト缶か、あるいは日本で栽培された生トマトでも使うぐらいしか無さそうです。

というのは、輸入品は表示の抜け道があるから「アウト」ですが、国内の加工品に対しては「加工地+原材料の産地」を表示する義務があるからです。

見てみると、日本のメーカーである『カゴメ』のトマト缶の原産地=イタリアでした(笑)
理屈からいって、この場合の「イタリア」は信じて良いはずです。

ただ、やっぱりお高いですね。
筆者的には、特にイタリアでなくても「中国産」でさえなければOKなんですが・・・。

と思い、もう少し調べてみると面白いトマト食品がありました。
「ドライトマト」です。
それも業務用!

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トマト缶と違って水分が無い分、これは水で戻すと結構な量に膨らみますw
もしかすると「安いけど危険なトマト缶とは比べ物にならない優れものでは・・・!?」
と、何かステキなものを発見したような、嬉しい気分になりました。

ちなみに、産地は「チリ共和国」となっています。

筆者的には、南米の農産物に嫌悪感はありません。
それに、カゴメが間に入っている事で「致命的な品質」ではないだろうと踏んでいます。

怪我の功名で「超・濃縮トマト」の存在を知った!

ところが更に、ドライトマトよりも濃縮された、水で戻す作業すらいらない優れモノが存在する事を、最近になって知りました。

それはトルコの伝統的な調味料である「サルチャ」です。

内容的にはカゴメなどから出ている「トマトペースト」と同じもののようですが、コスパがぜんぜん違います。

6.5倍濃縮=トマト2~3個が大さじ2杯分という濃厚さで、テクスチャは「赤味噌」に近い感じです。
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産地はトルコで、疑惑のEU圏外というのも魅力です。

トルコはトマトの栽培に適した気候で、イタリアより経費が安いので、産地を偽る必要も無いと思います。

ただ楽天やAmazonで購入しようと思っても、送料がかかってしまうのが難点です。
送料無料ラインの適応外になっていて、まとめ買いしてもダメなんです。

仕方がないので「業務用」サイズを購入する事にしました(^_^;)

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すごいビッグサイズで、届いてみると圧倒されます・・・。
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缶の蓋を開ける作業からして結構ハード!
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これを、はじめに使う分を除いて すべて冷凍保存して行くわけですが・・・。

6倍濃縮という事で、トマト缶の代用としては67gくらい使います。
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これを小分けにしてから、冷凍保存にします。
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小分け完了!もう、ヘトヘト・・・(^_^;)
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数は数えていませんが、これが2回分くらいを除いた容量です。
手前の2袋は、製氷器で作った20~30g程度の小さい塊です。

こんな風に、大容量となると保存の手間が大変ではありますが
トマトペーストは煮込まなくてOKな所も気に入っています(すでに煮込んであるので)

特に真夏などは、トマトソースやカレーがサクッと出来るので助かります。

これで当分トマト缶には困らないので、これを使ってケチャップやソースなど
調味料も手作りしてみようと思っています。

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