子供の運動会の日となると、ママたちはこぞってキャラ弁や重箱などの凝ったお弁当を持参したりしますよね。
ところが、どうしても仕事を休めなかったり止むに止まれぬ事情で、朝はやく起きてお弁当を作る事ができない時もあります。
そんな時、前日の夜に作っておいて「当日の朝に手渡すだけ」という風にできたら、本当に助かるんですが・・・。
そこで今回は、前日の夜にすべて作り終わり、当日は一切手を加えなくて済むお弁当の作り方を紹介したいと思います。
目次
前日の作り置きで「NGな行為」
前日の作り置きでやってしまいがちな事NG行為といえば、大きく分けて2つあると思います。
冷蔵庫から出したまま、お弁当を持参
夜に作って冷蔵庫で冷やしておいたお弁当を、翌日そのまま持って行かせるパターンです。
じつはコレ、衛生的に問題があるんです。
冷蔵庫の中であっても、食品は何時間かたてば菌がつく可能性があります。
そして そのまま持ち出してしまうと、少しの菌でも一気に増殖する危険があるんです。
結局は、当日の朝に火を入れなければならないというワケです。
冷めきらぬ「ぬるいお弁当」を持参
そして、やってしまいがちなNG行為の第二は「冷めないうちに詰めてしまう」事です。
この密封された空間のぬるい温度と湿度は、菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。
つまり、いくら夜のうちに作っておいても、やっぱり当日の朝に火を入れたり、冷ます時間を確保しなければならないという事です。
もっとシンプルに前日の夜にすべての工程を済ませる方法はないのでしょうか?
「NGを克服しつつ」作り置きする方法
お弁当の衛生面を克服しつつ、前日に作り置きする方法は2通りあります。
冷蔵庫→保冷バッグへ
まず、冷蔵庫からそのまま出して持っていく場合です。
細菌の活動は10℃を超えると活発になるので、常温でも10℃を超えないようにすれば可能になります。
それには「保冷バッグ」を使い、保冷剤や凍らせたペットボトル等を一緒に入れるなどの「冷やす仕組み」が必要です。
お弁当箱ごと「冷凍」する
これは、ちょっと大胆だとは思いますが、衛生的に一番安全な方法かもしれません。
前日にお弁当のおかずを ぜんぶ詰めて、粗熱が取れたら容器ごと冷凍庫にイン!
あとは当日の朝、冷凍庫から取り出してそのまま持っていくだけです。
気をつける事といえば、お弁当自体を凍らせると解凍時に水分が出るので、吸水力のあるカバーや防水機能のあるケースに入れると安心です。
そして お弁当を冷凍する場合は、自然解凍しても不味くならない「水分が少ないメニュー」を意識してください。
ただ「おにぎり」に関してだけは、自然解凍ではパサパサして美味しくなくなるという問題が残ってしまいます。
一番の問題は「おにぎり」
おにぎりの自然解凍に要する時間は、だいたい6時間くらいです。
つまり朝の6時には冷凍庫から取り出さないと、場合によっては解凍が足りない状態になってしまうわけです。
そしてこの6時間というのも、あくまでも「目安」でしかありません。
その日の気温や環境によっては、パサパサの不味いおにぎりになってしまう可能性があります。
自然解凍でも美味しい「おにぎり」のレシピ
ところが実は自然解凍でも、パサパサにならない おにぎりというのも不可能ではありません。
それに やっぱり運動会のお弁当は、いつもと違うスペシャルなおにぎりの方がテンションが上がりますよね。
そして、自然解凍おにぎりレシピのポイントは「油」です。
サケやおかか、昆布などの具材の場合は、具材と一緒に ごま油を入れて「混ぜご飯」の状態にしてから握ります。
他にも、カレーピラフやチキンライスを握って「洋風おにぎり」にするのもおススメです。
あと、冷凍時間は短い方がいい感じに解凍されるので、冷蔵庫に「スピード冷凍」機能がある人はぜひ使ってください。
そして大きいと溶けにくいので、小さめに握るのもポイントです。