電磁波への懸念は昔からありましたが、最近では特に「5G」の電磁波への不安が募っています。
イギリスで鳥が大量に死んだ話とかがツイッターに流れたり、街が電子レンジ状態になると警告する人もいます。
社会の流れは止めようもないので、何となく諦めモードになりがちな問題ですが、じつは自分なりに対処できることもありそうです。
電磁波「危険視」派の主張
電磁波の害については、なにかと話題の毒舌ドクターによる警鐘に説得力を感じました。
内海氏の説によると、やはり現代社会において電磁波を完全に避けるのは難しいという考えのようです。
ただ、やはり毎日の生活の事なので、気をつけるポイントを間違えるとリスクが高まるという事を指摘しています。
電子レンジやドライヤーなど「電磁波の強さ」を気にする人はけっこういます。
ところが、案外と接する「時間」や「距離」については見落とされがちなんですよね。
筆者も、ずっとそうでした。
ところが、電磁波が強くても数分で使い終える電子レンジと、弱いけどポケットに入れたままのスマホでは、だんぜんスマホの害の方が大きいそうです。
たとえ電磁波が弱くても、長時間・近距離で接するのは、長い目で見るとけっこう危険だったのでした。
Wi-Fiの近くにずっといるのも良くないようですが、我が家では電話線の位置の関係でどうしようもありません。
電磁波シールドを利用されている人もいるようですが、レビューの数には驚きました。
やっぱり気になっている人が多いようです。
電磁波「だいじょうぶ派」の主張
電磁波に害はないと主張する人の情報をたどっていくと、公的機関の報告などが挙げられています。
たとえば経済産業省は、「電気設備から生じる電磁界の人体への影響等」という調査で、
現時点において、居住環境で生じる商用周波磁界により、人の健康に有害な影響があるという証拠は認められない。
また、居住環境における磁界の強さは、世界保健機関(WHO)の環境保健基準などに示された見解に比べ十分低い。
と公表しています。
つまり、内外ともに公的な機関は現時点での電磁波の人体への悪影響は認めていないわけですね。
その一方で、現実に電磁波による健康被害を訴える患者さんがいて、電磁波と疾病との関連性を指摘する学者や論文も多く出ているのは確かです。
今のところ「未知である」としか言いようがない、というのが本当の所ではないでしょうか。
電磁波、わたしの落とし所
「5G」の電磁波は、あちこちにシールドを張り巡らせても、もはや避けようがないかもしれません。
でも自分で避けられるものとして、日常的に接している電磁波にはそれなりに気を配っています。
といっても電気製品は使わないというような、極端な事はできません。
気をつけているのは、電磁波に「長時間、間近に接する」事です。
電子レンジが可動している時は距離をおき、長時間かかるような使い方はしていません。
そしてもうひとつ、ストーブや電気毛布・カーペットなどは長時間接するので、暖房器具の主軸から外しました。
基本はエアコンを主体にして、他は臨時的な使用に切り替えていますが、じつはこの方がコスパ的にも良い感じです。
冬はどうしても乾燥してしまうので、加湿器は必需品という感じです。