社宅での奥さん同士のお付き合いって
人付き合いが苦手な人に限らず、いろいろと難しいものがありますよね。
良好な関係を築きたいと思うあまり、アレコレ思い悩んだり、
煩わしいと思いつつも、集まりに出席しなければならなかったり
ご主人の力関係の影響で、理不尽な思いをさせられる事もあるかもしれません。
一方で、心から打ち解けて仲良しになった奥さんでも
突然に相手が避けてくるようになり、寂しい思いをする事があったりします。
「煩わしいから、距離を保ちたい・・・」
という気持ちはもっともですが、やっぱり旦那さんの立場を考えると
主婦として社宅での振る舞いは、おろそかに出来ませんよね。
そんな社宅での、奥さん同士のお付き合いに関する注意点や「心の持ちよう」をまとめてみました。
社宅付き合いでの「ルール」は厳守
ちょっと厳しいようですが、社宅においてルールは「絶対」です。
というか、ルールを守る以前に、トラブルを避けるための事前の注意という慎重さが必要になってきます。
例えば「ゴミ出し」ルールを始め、上下・左右の住人への「物音」の配慮は欠かせません。
お隣との壁は薄いし、ベランダの外なども
大きな声での会話は、筒抜けになっている事があります。
何か注意されてからでは遅いので、周辺の住人には事前に
「音がうるさくないですか?」
などと声掛けすると、印象が良くなると思います。
それから赤ん坊の泣き声は響くので、子供が生まれたら挨拶に行くのは必須です。
そして社宅内の行事には、積極的に参加しなければなりません。
旦那さんや自分が若手であれば、雑用などは積極的に引き受ける姿勢が必要です・・・。
という具合に、社宅という世界はけっこう厳しい所です。
それ相応の心構えでいるに越したことはありません。
社宅 付き合いは「つかず離れず」の関係を保つべし
とはいえ、奥さんどうしの集まりに全て出席などしていたら
人によっては、精神が破綻してしまうかもしれませんね(^_^;)
ここは、お付き合いのちょっとした「テクニック」が必要です。
あまり最初から飛ばしすぎると、逆に「出席組」認定され
たまの欠席が、かえって目立ってしまいます。
まずは1回休んで、次回は参加する、
そして次の機会に2回休み、その次に参加する・・・
というふうに、様子を見ながら回数を調整し、自分のペースを守る事も大切ですよね。
そして時には、奥さんたちを自宅に呼んで、ランチ会をしたりする「姿勢」も必要だと思います。
ギブ・アンド・テイクのバランスを崩さないのが大切で、そういう時は
ちょっと奮発するぐらいの「サービス精神」を発揮した方が良いかもしれません。
こういう場合【ふるさと納税】などは、ちょっと助かる存在だったりします。
社宅 付き合いでの「踏み込みすぎ」は要注意!
社宅暮らしの中でも、仲良しの友達が出来ないという訳ではありません。
ところが社宅でのお付き合いで一番注意が必要なのは、じつは仲良しができた時かもしれません。
だんだん打ち解けてくると、やっぱりプライベートな話をするようになりますよね。
ところがこの二人の会話が、思わぬところで旦那さんの職場などに通じてしまう事があります。
社宅の住人同士というのは、ただでさえ会社と居住空間を共有している緊密な状態です。
それ以上に近づき過ぎると、お互い「知りすぎた仲」になってしまい、
だんだん窮屈になったり、旦那さんの仕事に影響を与える可能性も大きくなります。
社宅での生活を守るには、お互いに割り切って
一定の距離を保つという事が必須条件なんですね。
社宅 付き合いに「逃げ道」はあるのか?
ここまで色々と注意点が多すぎると、さすがにゲンナリしてしまうかもしれませんね。
でもそれは、やっぱり社宅と賃貸住宅では、全く別のものだからだと思います。
賃貸住宅の「店子」は大家から見てお客という立場ですが、社宅はいわば
「プライベートも組織に取り込まれている」ようなものです。
だから奥さん同士も、じつは平等ではありません(^_^;)
旦那さんの会社での階級は、奥さんたちの身分に直結しています。
そして、階級が上なら良いという単純なものでもなく
同期の中でひとり出世した人などは、それはそれで敬遠されたりします。
「社宅」は、サラリーマンの住宅にかかるコストを大幅に削減してくれますが、
社宅暮らしの煩わしさは、それに支払う対価のようなものです。
とはいえ本当に耐え難いときは、パートに出るという「逃げ道」も残されています。
専業主婦たちの中では、そこはけっこう明確な線引がなされているようです。
効果はてきめんで、急にマークされない存在になるみたいです。