ヒールパンプスでの立ち仕事って、思った以上に辛いものがあると思います。
仕事を始めたばかりの時は、特に足の裏が痛みますよね。
そして、だんだん指などが硬くなって、マメになったりします。
・人差し指の付け根のところに、魚の目が出来た
・足指の関節の所にマメやタコができる
・指の表側にタコができる
・かかとがだんだん硬く厚くなってきた
など、人によって痛む場所はそれぞれ違うようですが、仕事を続けて行くには何とかしなければ・・・と思いますよね。
でも、タコなどを削って治すのはおススメしません。
お肌を痛めてしまう可能性がありますし、根本的な解決にはならないからです。
特に魚の目は、芯が深くなるにつれ、自分で取るのは難しくなってきます。
そうなってしまうと、バイ菌が入ってしまう恐れがあるので、皮膚科へ行く必要が出てくるかもしれません。
そこで、削るよりマイルドな応急処置と、慢性化しない方法をご紹介したいと思います。
マメ・タコ・魚の目の痛みを和らげる方法
まずは応急処置として、タコや魚の目が圧迫されたり、スレて痛むのを防ぐアイテムをご紹介します。
クッションの役割を果たす「保護パッド」が入っているバンドエイドです。
このバンドエイドを貼ることで、とりあえず痛みは緩和されると思います。
人によっては、圧迫や摩擦から守るだけでも治まってくるようです。
さらに魚の目などで痛みが気になる人には、もう少し積極的な方法もあります。
固くなった皮膚をやわらかくする「サリチル酸」が入っているので、タコや魚の目が自然に柔らかくなります。
ただ、これらのアイテムは応急処置的なものなので、また再発してしまうかもしれません。
本当は、原因となっている「つま先への負荷」を楽にしてあげる必要があると思います。
マメ・タコ・魚の目ができる原因は?
一日中ヒールパンプスで立ちっぱなしなのだから、マメやタコは足の裏の疲労で仕方がないと思うかもしれませんね。
ただ同じ「疲れる」にしても、マメやタコが出来るという事は、負荷がその場所に集中してしまっていることになります。
足の裏は本来、親指の下の所と、小指の下、カカトの3点で重心のバランスが保てるようになっています。
ところがパンプスを履くと、ヒールの高さのせいで前の2点に負荷が集中してしまいますよね。
このバランスの悪い状態で、さらに立ちっぱなしでいると、つま先の部分が疲れて限界の状態になってきます。
すると皮膚が危険を感じて、固くなる事で筋肉を守ろうとします。
これがマメやタコが出来るメカニズムなんですね。
角質を削っても削っても、事態が改善しないわけです。
でも原因が「負荷の集中」だという事がわかれば、対策の方向が見えてくると思います。