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いままで水道水の「塩素」は、気になるほどのカルキ臭ではなかった事から、適当に沸騰させて済ませていました。
水道水を沸騰させても危険?トリハロメタン?理由はいいから解決法が知りたい
ところが最近、水道水を「カルキ抜き」するために煮沸すると、塩素が反応して「トリハロメタン」という発ガン性物質が増加するという事を知りました。

そして「トリハロメタン」を除去するには、お湯が沸騰してから10~30分ぐらい加熱しなければならないというから、ギクッとしてしまいます(^_^;)

沸騰をテキトーに数分で済ませていた我が家では、微量とはいえ ずっと発ガン性物質を体内に取り込んできた事になります。

これをちゃんと除去するには、水やお茶を飲むために最低でも10分は沸騰させなければならず、相当めんどくさい事になってしまいます。

かといって、高性能な浄水器やウォーターサーバーを導入するとなると、こんどは家計に優しくありません。
ただ飲料水は毎日、そしてずっと体内に取り込むものなので、お座なりにはできない問題です。

まずは、我が家でいつも行っている「簡略カルキ抜き」をした後の水の「トリハロメタン」が、基準値を上回るものではないか測定してみる必要がありそうです。

「トリハロメタン」は1つじゃなかった

調べてみると「トリハロメタン」は浄水場で消毒をした際に、塩素が水中の物質と反応して生成される、4つの物質の「グループ名」みたいなものでした。

そして その4つのうち、発ガン性の疑いがあるのは
「クロロホルム」と「ジブロモクロロメタン」の、2種類のみでした。

それぞれ基準値が決まっていて

●クロロホルム→0.06 mg/L
●ジブロモクロロメタン→0.1 mg/L

という数値を超えていなければ、大丈夫という事になります。

測定器のハードルが高かった・・・

次に「トリハロメタン」の公式な測定法というのを調べてみると、水道法で決められた測定法は3種類ありました。

●パージアンドトラップーガスクロマトグラフィー/質量分析計(P&T-GC/MS)法
●ヘッドスペースーガスクロマトグラフィー/質量分析計(HS-GC/MS)法
●パージアンドトラップーガスクロマトグラフィー(P&T-GC)法

この方法を採用した計測器が無いか調べてみましたが、この計測法は検査機関で行われているようです。
水質検査【消毒副生成物検査セット】

そして計測器もあるにはありましたが、個人で購入できるレベルのものではありませんでした。
パージ・トラップ分析システム

かろうじて「クロロホルム」を計る計測器は見つけましたが、これは空気中の値を計測するタイプで、水道水には向きません・・・。

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結局、どうする?

結局、独自で水道水の「トリハロメタン」の数値を計測するのは無理そうだという事がわかりました。

そこで、ちょっと「トリハロメタン」が生成される経緯について、立ち返ってみる事にします(^_^;)

そもそも「トリハロメタン」が水道水に混入するのは、浄水の際に塩素と水中の「フミン質」というものが反応するのが原因でした。

となると、水道水に残留する「トリハロメタン」は、投入する塩素の量に比例する事になりますよね。

つまり、水道水の残留塩素が基準値を上回っていなければ「トリハロメタン」の残留値も基準を超えてはいないという事になります。

塩素の計測なら個人でも簡単にできるので、それで数値が基準以下なら「トリハロメタン」についても、基準を超える心配はないと思いました。

塩素の計測については、別記事で詳しく書いています。

とはいえ、基準を下回る程度の微量な混入も気になる場合は、やっぱり浄水器を設置するのが一番のようです。

それも高額でハイクオリティな浄水器である必要はありません。

さすがに100均にあるような「なんちゃって浄水器」みたいなのではダメですが、除去物質に「塩素」や「トリハロメタン」と表記してある浄水器を選べば大丈夫です。

「トリハロメタン」除去が目的なら【クリンスイ】あたりが一番おススメです。

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コスパ良し、評判良しのベストセラー浄水器で、我が家のコンパクトなシンクにも収まりましたw

そして何より、交換フィルターの価格がお手頃な所が気に入っています。


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