電気湯沸かし保温ポットって、どうも「デカすぎて場所を取る」とか「洗いにくいので使い勝手が悪い」というのが悩みでした。
それでお湯は、お茶を入れるたびに沸かして保温マグでしのいでいました。
ところが在宅勤務でお茶や味噌汁など、お湯を沸かす機会が増えたので、これでは非効率です。
こうなると再びポットが必要な状況になってきた訳ですが、またあの巨大な電気ポットを使う気にはなれません・・・。
コンパクトなポットや電気ケトルもありますが、電気代が上がったのでこれも避けたい気分です。
いちばん惹かれたのはステンレスの保温ポットですが、いちど電気ポットで失敗した事を考えると、こんどは慎重になります(^_^;)
そこで今回は、電気を使わない保温ポットを選ぶうえで、失敗しないためのポイントをシェアしたいと思います。
目次
やかんのサイズと合うか?
まず電気を使わないポットは、やかんの容量より多いものは意味が無いと思います。
できればお湯は、朝イチに大きなヤカンでガッツリ沸かし、それでお終いが理想です。
どうせ二度沸かす事になるくらいなら、ポットが空になってから追加で沸かした方が良いですよね。
1日にどれくらい使うのか?
やっぱりポットは、コンパクトなほど使いやすいと思います。
ところが保温力は大きい方がパワーがあるので、その釣り合いが取れるベストな量というのを見つけなければなりません。
そこで「そもそもお湯は1日平均どのくらい使うのか?」
という事を把握する必要があると思いました。
ただ電気を使わないポットは、残量が減ると温度の低下が加速します。
となると、実際に使うよりも多めの容量を選んで、最後に残ったお湯を捨てるぐらいが ちょうど良いのではないか?と思いました。
エアーポットと卓上タイプで迷ったら?
電気を使わないポットも、大きなエアーポットと、卓上タイプがありますよね。
確かにエアーポットって、操作的には楽だと思います。
容量が多いものほど、この差は大きいでしょう。
卓上タイプで1リットル以上だと、どうしても重くなってしまうので。
ただ場所を取るんですよね・・・
賃貸の小さなキッチンの貴重なスペースには、厳しいものがあります。
それにエアーポットの場合、部品が劣化するという問題もあるようです。
このタイプは、リーズナブルな上に性能も良いという事で、評判が高いポットです。
ところがレビューや取説を調べてみると、断熱キャップや揚水パイプという部分は消耗品で、交換の目安は1年なんだとか・・・
(5年間もたせている人もいましたが)
あとお湯を大量に使いたい場合『ボタンをプッシュ続けるのは疲れる』という意見もありました。
レトロなポットの方が優秀だった!
ダサダサ家電のイメージとして「花柄のポット」が思い浮かぶ人は少なくないと思います(^_^;)
ついついサーモスとか、おしゃれ系のデザインに惹かれてしまいますが
じつは、そこには罠が・・・!?
ガラス製とステンレス製の保温性能を比べてみたら、違いがありました。
なんと昔ながらの魔法瓶の方が性能が上だったり、コスパが良かったりするんですね。
例えば保温効力の表示ですが、ガラス製の場合
24時間/10時間:51℃以上/66℃以上
という感じなのに対して、ステンレス製は
10時間:66℃以上
という風に、24時間後の温度が書かれていないものが多いです。
まれに書かれていても、価格の面でガラス製の方が安い場合がほとんどでした。
ステンレスが普及した理由として「割れやすい」とか「重い」という話がありますが、
持ち歩く保温マグなら分かるけど、卓上ポットを落として割るとかいうのは考えにくい状況です。
あの旅館とかに置いてある昔ながらのポットの方が
じつは優秀だったなんて、ちょっと考えさせられます。
実店舗では 見かけなくはなったものの、Amazonや楽天には売っていたのでホッとしました。
卓上タイプは「重さ」も考慮
卓上タイプはポットを持ち上げて注ぐ必要があるので、「重さ」はけっこう大事なポイントです。
いちばんメジャーなの1リットルの大きさで、やっぱりこれくらいが使い勝手が良いという事だと思います。
ただ筆者は、それよりも「沸かす回数を減らしたい」派です。
卓上で最大なのは2リットルのようで、これで行く事に決めました。
ポット本体の重さは1kgぐらいなので、満タンだと3kgくらいという事になります。
3キロって、お米にすればそれほど重くないイメージですが
ポットなると、片手では厳しい重さではないかと思います。
きっと両手で持つ事になるでしょう。
さすがにコーヒーのハンドドリップは無理なので、いわゆるドリップポットが必要になるかなと思いました。
でもちょっと調べてみたら「計量カップ」で代用している人がいて、筆者もこの線で行くことにしました(^_^;)
筆者が選んだ保温ポットはコレ
我が家のやかんは2リットルの容量ですが、1日に使うお湯の量は少なくとも3リットルはあります。
夕方あたりにお湯を追加する事になりそうですが、いちばん暑い時間帯を避けられるだけでも助かります。
そして、ガラス製の魔法瓶でも『花柄』じゃないステンレス・デザインがあったんです。
蓋はワンタッチのプッシュボタン式ではなく、スクリュータイプです。
ちょっと使い勝手が悪いとは思いましたが
『こっちの方が気密性が高い気がする』というレビューに惹かれました。
超シンプルな構造は長持ちしそうだし、定評もある所が気に入りました。
電気代もかからずガス代も節約できるので、光熱費高騰への対策の足しになりそうです。