ヒールパンプスで立ちっぱなしの仕事って、どうしても足に負担がかかってしまいますよね。
特に足裏の付け根あたりは、時間とともに痛みが増してきたりします。
・足の指の付け根あたりが激痛になる
・足の裏の皮膚が黄色く、固くなってきた
など、これらはヒールのある靴で立ちっぱなしでいたり、歩きまわったりと、足を酷使した時に起こりやすい症状です。
位置的には、足の指の付け根あたりです。
原因はヒールパンプスのせいだとは分かっていても、職場の規定などで履かざるを得ないのって本当に辛いですよね。
家に帰って休んでもジンジンとした痛みが治まらなかったり、やっと治ってもまた痛めてしまったり、キリがありません・・・。
このまま症状が続くと、タコ・ウオノメ・マメが出来てしまうかもしれないし、長期的には外反母趾などの足の変形につながってしまうのでは?という心配も出てきますよね。
そこで、ヒール靴での立ち仕事をしながらでも、痛みを和らげたり、痛くなるのを予防する方法をご紹介たいと思います。
足の裏【指の付け根】の痛みをケアする方法
ヒールでの立ち仕事で足裏の指の付け根が痛むのは、この部分に重心が掛かりすぎているせいです。
家に帰ったら、まずは湿布をして、なるべく安静に過ごしてください。
炎症を起こしている状態なので、足裏のマッサージやストレッチは逆効果かもしれません。
でも翌日はまた仕事に行かなければならないし、ヒールのない靴はNGの職場もあると思います。
そんなとき、ヒールの靴を履いたままでもできる痛みを軽くする方法をご紹介します。
足の裏【指の付け根】を保護する方法
一番良いのは、直ちにヒールの靴を止める事ですが、それ以外にも方法はあります。
クッション性のある中敷きを入れて、衝撃を減らしてあげるのも一つの方法です。
でも、ヒールによる足裏の痛みの場合に一番効果的なのは重心のバランスを整える事です。
というのは、そもそも足指の付け根の所が痛くなってしまうのは、重心バランスが崩れてしまっているのが原因だからです。
本来、足は3つの点でバランスを保っています。
ところがヒールの靴を履くと、重心は前の2点に重くのしかかります。
さらに立ち仕事で足を酷使したり、前の2点部分の筋力が十分でなかったりすると、この負荷を支えきれません。
そして、耐えられなくなった部分が炎症を起こして痛くなってしまうんです。
この炎症を治すには、つま先部分にかかっている負荷を支えてあげるのが効果的です。
位置的には、前の膨らんだ部分の下にある窪みの所をサポートすると良いそうです。
いま履いている靴の中敷きに貼るだけで、この3点バランスを整えるパッドがあるので、仕事復帰への対策として良いと思います。
パッドの盛り上がった部分が つま先への負担を緩和するので、痛みが治まると思います。
足の裏【指の付け根】に負担をかけない方法
ここまでは、足裏の痛みを治める方法を紹介してきました。
ただ、パッドを入れて痛みが治まったとしても、つま先の方に重心がかかっているという事に変わりはありませんよね。
この負担が掛かり続ける事で「開張足」という足先部分の扁平足の原因になる事があります。
特に、人差し指や中指の付け根が痛くなる人や、そこにタコ・マメが出来る人は注意が必要です。
この状態が長く続くと、いずれは骨格や関節の変形につながってしまいます。
足の裏が痛むのは、こういう重症になる前の警告のようなものなので、このまま放置しない事をおすすめします。
本当はパンプスを履くのを止めたり、長時間の立ち仕事は控えるのが一番良いのですが、そうもいかないのが現実ですよね。
それでも仕事を続けて行くには、整形外科にかかってオーダーメイドのインソールを作るという方法があります。
足の裏の痛みの原因は、部分的な酷使による筋力の低下です。
それもパンプスを履く事で、はだしの状態であれば保たれているはずの自然のバランスが壊れてしまっているのが理由です。
この原因に対抗する為に、パンプスの靴底を本来のバランスに矯正する「立体的な構造」を作るのです。
でも靴の作りや人の足の裏には個性があるので、わざわざオーダーメイドで作る必要があるようです。
でも そこまでする程ではない段階であれば、まずは市販のインソールを試してみるのも良いと思います。
ただパンプスにインソールを入れると、サイズがキツくなってしまう事もあるようです。
このタイプは、サイズを変えずに立体構造だけを作れる所がポイントです。