最近は手洗いやアルコール消毒を頻繁にするので、手が荒れがちでハンドクリームも必須になってきましたね。
ところがハンドクリームの効果も、手荒れの段階によって違いがあって、何を使っても効くとは限らないようです。
どうやら ちゃんと自分の状態に合ったものを選ばないと、満足のいく結果が得られない場合もよくある事がわかってきました。
そこでハンドクリームの選び方を、手荒れの状態別に紹介したいと思います。
目次
「ひび割れ・乾燥」のハンドクリームの選び方
手のひび割れやカサカサは、手洗いや空気の乾燥により水分が奪われている状態です。
特にアルコール消毒を頻繁にする習慣は、水分だけでなく肌の「皮脂膜」も溶かしてしまいます。
こうなるとハンドクリームも「乾燥したら塗る」というサイクルではなく
「手を洗ったり消毒する度に」塗らなければ
潤いを補うことが出来ない状態になってしまいます。
とはいえ、常にハンドクリームを塗っていると
物を持ったときに油がついて、汚れてしまうんですよね。
ところが手の潤いを逃さないためには、保湿はこまめにする必要があります。
そこで ひび割れや乾燥の手荒れには、ベトつかず速乾性のある、サラっとした塗り心地のハンドクリームを選ぶのがポイントです。
「ブツブツ・湿疹」のハンドクリームの選び方
アルコール消毒に限らず、手を洗ったり水を使ったりする事でも、手は乾燥します。
特に石けん類を使うと、皮膚表面の皮脂が落ちて「皮膚のバリア機能」が低下します。
これが、湿疹が生じやすくなる原因です。
そして手の平には「皮脂腺」が存在しないので、肌を守る「皮脂膜」が形成されにくくなっています。
だから湿疹などの手の肌トラブルは、ちゃんと対処しないと なかなか治りにくいのです。
ブツブツや湿疹の状態になったら、ハンドクリームは「潤い」を補うだけでは足りません。
皮膚の健康を守るために「膜」のような機能を持つものを選ぶ必要があります。
「かゆみ・赤み」のハンドクリームの選び方
かゆみや赤みが出た状態は、皮膚のバリア機能が低下した事で細菌やアレルゲンなどが侵入し、炎症を起こしている状態です。
こうなってしまうと肌が「外部刺激や薬剤」に敏感になり、炎症が悪化しやすいデリケートな状態になっています。
かゆみや赤みが出たら、ハンドクリームも敏感肌用の処方でなければなりません。
そして乾燥を防ぐだけでなく、皮膚のバリア機能を回復する作用のあるものを選ぶ必要があります。
「ひび割れ・乾燥」におすすめのハンドクリーム
乾燥対策としてのハンドクリームは、定番として人気が高いロクシタン(L’OCCITANE) の【シア ハンドクリーム】がおススメです。
塗った後すぐサラッとして、ベタベタしない所が評判の高いポイントになっています。
ハンドクリームを使うと、そのあと手作業ができなくなってしまうという
「ハンドクリームあるある」の悩みが無く
消毒や手洗いの度に使えるのでストレスがありません。
それでいて保湿力がとても高く、潤いが持続します。
クリーム特有の「油分」が苦手な人は、オイル成分ゼロで保湿に特化した【手の美容液】
という選択肢もあります。
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「ブツブツ・湿疹」におすすめのハンドクリーム
乾燥で湿疹を起こしてしまった手荒れには、潤いの持続するアステリアの【メデッサスキン クリーム】がおススメです。
ただこのハンドクリームはクリームの固さが難点で、塗るのはちょっと手間なのですが
一度塗ってしまうと「水仕事をしても落ちない」というメリットがあります。
手を水に濡らす事が多く、こまめにハンドクリームを塗れない人から高い評価を得ています。
塗ったすぐ後は「手に油膜が張ってるような違和感」を感じる人もいるようですが
逆にいえば、コーティング作用が働いているという事かもしれません。
お風呂上りや寝る前に塗っておくと、朝にはしっとりするという潤いの持続性もあります。
「かゆみ・赤み」におすすめのハンドクリーム
かゆみや赤みを起こしてしまった手荒れにおススメなのは【NALC薬用ヘパリンハンドクリーム】
です。
医療分野でも注目の「ヘパリン類似物質」配合で、この成分には
保湿・血行促進・抗炎症の3つの作用があります。
この成分が角質に浸透して、肌の内側から新陳代謝をうながすので
単なる保湿と違い、根本的な解決に繋がります。
ステロイドのような即効性は無いものの、一般的なハンドクリームよりも修復作用を持つ「中間的な存在」の医薬部外品です。
肌への馴染みが良くて、塗ってすぐにサラサラになる扱いやすさも好評です。
