子供の卒業式に出席するとき、まずは気になる身だしなみと言えば、スーツやバッグ、パンプスなどのファッション・アイテムですよね。
ところが年齢を重ねるにつれて、メイクもけっこう見逃せないポイントになってきたりします。
フォーマルな場だからといって、濃くなりすぎてもいけないし、薄化粧でやつれて見えても困りますよね。
普段なら、女らしさを意識するところですが、卒業式の場合は「上品で、落ち着いた」雰囲気を意識する必要があると思います。
そんな「大人のフォーマルメイク」の注意点やノウハウをまとめてみました。
目次
時間が経っても崩れない【ベースメイク術】
スキンケアこそ入念に
大人メイクのポイントは、まずは化粧水や美容液でシッカリとお肌を保湿する事が大前提になります。
そしてスキンケアの直後にメイクをし始めずに、ちょっと時間をおいて水分が落ち着くのを待ちます。
さらにファンデーションの前に化粧下地を使うのがポイントで、「細かいパール入り」などは艶感が出るのでおススメです。
シミやムラは、ピンポイントで隠す
気になる部分を隠すアイテムは、それぞれ目的別に使い分けると効果的です。
「コントロールカラー」は補色によって色ムラを打ち消してくれるので、厚塗りを避けつつキレイにカバーしたい時に使います。
ブルー系→黄みや赤みをカバーし、透明感を演出
パープル系→黄みを抑えて、自然な血色と透明感のある肌に
ピンク系→青ぐすみした肌に血色を与え、やわらかく見せる
イエロー系→くすみや色沈みを明るく健康的に見せる
オレンジ系→シミなどの濃い色ムラ、クマなどの影をカバー
グリーン系→ニキビ・小鼻などの赤み消しに
そしてシミやニキビ跡など、部分的なカバーには「コンシーラー」を使います。
筋肉をよく動かす部分はリキッド、しっかりとカバーしたい部分はスティックやペンシルが向きます。
仕上げはあっさりと
大人メイクは、塗れば塗るほど「崩れ度」が大きくなってしまうのが特徴です。
だからベースメークのポイントは、厚塗せずに「薄づき」を意識するのが大切です。
フォーマル・シーンにふさわしい【上品アイメイク】
ファンデーションは薄付きにする一方で、アイメイクは普段より入念にする必要があります。
ブラウン系の色調と、光沢はラメ系ではなくパール系を選ぶと、卒業式という場にふさわしい上品で落ち着いた雰囲気になります。
そして目元の陰影はアイラインやマスカラで強調するのではなく、アイシャドウのカラーで作るのがポイントです。
アイシャドウの入れ方
アイシャドウはパレットの1番明るい色を、大きめのチップやブラシで、まぶた全体に薄く広げます。
次にメインにしたいカラーをアイホールに入れ、一番濃い色を瞼の際に引きます。
下まぶたは内側を明るく、外側に濃い色を入れます。
アイラインの入れ方
アイラインは、まつ毛の隙間を埋めるように、細く引きます。
代わりに、ダークカラーのアイシャドウを、細いチップで目の際に細く引いてもOKです。
黒ではなく「ココアっぽい茶色」を使うと、ナチュラルに印象がアップします。
マスカラの注意点
そしてマスカラは、ボリューム感を抑えた方がベターです。
まつげが伸びたように繊細に仕上がる「ロングマスカラ」や、カールキープ力の高いものがおすすめです。
アイメイクの仕上げ
ファンデーションの仕上げには「パウダー」を乗せますが、目の下だけは、乾燥するので避けます。
目の下にはクリームタイプのハイライトを使うのがおススメで、自然なツヤ感がキープできます。
「眉メイク」はナチュラルに
眉は、ぜんぶ同じ濃さにすると「のっぺり」して見えます。
足りない部分は描き足すようなイメージでナチュラルなアーチに整えるのがポイントです。
自然なグラデーションを作るには、パウダー系のアイブロウがおススメです。
マスク下でも乱れない【口元メイク】
最近は手薄になりがちな口元ですが、卒業式では記念撮影をする場面がありますよね。
その時まで、口元のメイクも崩れさせないという事も気になる所だと思います。
濃くて広範囲なチークは、幼い印象です。
大人チークの秘訣は、ほんのりとシャープな形を意識して、発色よりも立体感を出すように入れます。
口紅は、ワセリンなどの潤いリップで潤してから付けます。
色はやや濃くても大丈夫ですが、グロス感は出しません。
むしろティッシュオフして、さらにパウダーを軽く載せて、マスクで乱れないようにします。